手や足にできた湿疹は多汗症と関係がある?

多汗症の症状の一つとして、手や足に湿疹が出ることがあります。これは異汗性湿疹や汗疱状湿疹といわれるもので、過剰に分泌された汗が汗腺がふさいだことが原因になってできるものと考えられています。異汗性湿疹や汗疱状湿疹は多汗症の人でなくても発生するものです。

症状は、小さな汗疱(水ぶくれ)ができる、皮が剥てきます。基本的に痒みはない場合が多いのですが、悪化するとひどい痒みを伴う場合もあります。自分で皮を剥してしまうと、症状が悪化してしまいますので、皮を剥いてはいけません。痒みがあっても、極力かかないように注意も必要です。かきつぶしてしまうことでも症状は悪化してしまいます。

治療としては、患部を乾燥させることが大事です。汗をかいたと思ったら拭き取ったり、洗ったりすることも大事なのですが、手に比べてそれが難しい足で症状が悪化するケースが多く見られます。高温多湿を避けるために、通気性のいい素材の靴を履くことや、素足で靴を履かずに必ず靴下を履くこと、靴下が湿ってしまったら履き替えるなどの工夫が必要です。汗を吸収しやすく、洗える靴用中敷なども市販されていますので、そういったものを利用するもの一つの手です。靴の中を清潔にするように心がけることで臭いの対策になりますのでおすすめです。

治療は、 炎症作用があるステロイド外用薬を塗付したり、制汗作用のある塩化アルミニウムを使用することもあります。また、痒みが強い場合には抗アレルギー薬が処方されることもあります。

注意したいのは、症状が水虫でないかを見分けることです。多汗症の人は汗を大量にかくために、白癬菌の好む高温多湿な環境になりやすく、水虫も多汗症と併発しやすい症状の一つです。異汗性湿疹や汗疱状湿疹であれば、菌によるものではありませんので人に移す心配はありませんが、水虫であれば、人に移ります。剥けた皮などが立派な感染源になりますので注意をしなくてはなりません。

皮膚科で検査をすれば、菌の有無で水虫との区別はすぐにつきます。患部を軽く擦って検査をするだけですので、難しい検査ではなく、その場で結果も分かります。正しく適切な治療をするためにも、皮膚科で検査をした上で治療にあたることをおすすめします。

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