手術で完治したはずの多汗症が再発、そんなことってあるの?

交感神経切除手術を検討する人の多くが心配している問題は、代償性発汗の問題ですが、それと同じくらい耳にするのが、再発のリスクについての心配です。代償性発汗などのリスクを背負って手術に踏み切ったのに、症状が再発してしまってはという思いがあるのは、当然理解できることです。

結論からいうと、交感神経切除手術で完治した多汗症が再発することはありません。この点は安心していいと思います。逆に言えば、一度切除してしまった交感神経は元にもどすこはできないため、手術にはリスクに対する十分な理解と覚悟が必要だということです。

しかし、ほとんどの確率で完治させることができる手のひら、足の裏の多汗症への手術と違い、わき、顔、頭部については交感神経切除手術の効果には個人差が出ます。術後改善されたように感じても、やはり完治はしていないことから、患者さんの感覚からすると、これは症状が再発したのではと考えてしまうことがあるのですが、これは間違いだと言えます。

また、完治が期待できる手のひらや足の裏への手術でも、手術後一度は完全に止まった発汗が、しばらくしてまたはじまってしまうケースが稀にあります。これは再発ではなく、交感神経の切除が不十分だったために起こるもので手術の失敗の可能性があります。もしくは、 交感神経に走行異常があり、通常の神経切断術では異常な神経枝が残ってしまい、数カ月後再び汗をかくようになったということも考えられます。

いずれにしても稀なケースで、十分な技術を持ち、この手術を数多く行っている信頼できる病院で手術を受ければ、心配はほとんどないと思っていいと思います。

交感神経切除手術の場合に心配するべきなのは、再発の問題よりも、やはりその他の副作用などの問題です。この手術についてよく勉強して、納得いくまで担当医との相談を重ねた上で手術をするかどうかを決めるようにしてほしいと思います。

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