自分でケアする頭部多汗症との付き合い方

多汗症は、頭部に症状が現れる頭部多汗症というものもあります。頭部多汗症は多汗症の中では、比較的患者数が少ないため認知度も低く、そのため治療法もまだ確立されていないことが問題です。

頭部多汗症の症状は、頭に大量に汗をかくものですが、汗によって頭髪が常に湿ったような状態になるため、多汗症の中でも不衛生な印象を与えてしまいがちです。また、頭部が大量の発汗によって不衛生になるために、フケが出やすく、薄毛の原因にもなるためケアが欠かせません。

頭部多汗症の治療法には、交感神経切除手術によって一定の効果が得られる場合もありますが、手足の症状のように完治させることは難しく、効果が得られない場合もあります。頭部多汗症を完治させられる有効な手段は今のところなく、手術をしても効果が得られないばかりか、代償性発汗など副作用の問題で逆に苦しむことになる場合もあります。頭部多汗症の場合、治療法の選択には治療法への十分な理解と検討が必要になります。

頭部多汗症に対して効果が認められ、現在主に用いられているのは、ボトックス治療と塩化アルミニウム・塩化ベンザルコニウム液の塗付です。発汗を抑制することができ、これらの薬はほぼ全身に使用することができますので、頭部多汗症にも効果的です。 ただし、いずれも継続して使用することが必要で、根本的な治療ができるわけではありません。

完治が難しい以上は、自分でケアをしながら頭部多汗症と付き合っていくことになりますが、最も重要なのは頭部を清潔に保つ事です。お風呂ではしっかりと頭皮を洗うようにし、汗による毛穴のつまりを解消したり、頭皮のマッサージを行うことで、フケや脱毛を防ぐぎましょう。薄毛対策の頭髪ケア用品の中には、頭皮の状態を清潔に保つための商品が市販されていますので、そういったものを利用することもおすすめです。また、頭皮の毛穴が汚れで詰まっていると、頭部への発汗の代わりに顔の発汗が増えてしまう場合があります。頭部と顔面両方の発汗で悩んでいる場合には、頭部を清潔にすることで顔面多汗症の症状が軽減される場合もあります。

あとは、髪型の工夫で頭部多汗症の不快感を軽減できる場合もあります。男性ならば短髪にすれば汗をかいてもすぐに拭くことができますし、女性の場合でも前髪は作らずにまとめ髪にしてしまうことですっきりとします。

工夫しだいでストレスなく生活をすることは可能なのです。

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